桑名市にある民間学童保育所(フリースクール・放課後塾)ねこバス停留所 スタッフのカヨです。
ねこバスでは平日昼間にも、児童・生徒を受け入れます。(お昼の部)
一昔前のフリースクール、最近で言うところのデモクラティックスクールやサドベリースクールといった「児童・生徒が自ら選択し通うコミュニティ」です。
ねこバスがあるのは、国道から一本入ったところに位置する民家です。
住所は三重県桑名市大貝須(おおがいす)というところになります。
ここは、昔から続く田園風景が広がり、東に目を向けるとナガシマスパーランドの観覧車が臨める広々としたいなか町です(村といった方がいいかも知れません)。
近くにはヤギの飼育小屋があり、晴れた日になると、ねこバス教室からも見ることができる位置にヤギたちが遊びに来ていることもあります。
春先には田植えがあり、あちこちで田植え機の動く音がしたり、子どもたちを招待して稲作体験が行われたりもしています(またご紹介します)。
6月頃には青々とした稲が風にそよぎ、夏を迎える頃にはあちらこちらの畑でカラフルな野菜たちが実をつけます。
桑名の夏は暑く、2018年7月には当時観測史上最高となる39.7度を記録したこともあります(教室はエアコン完備ですのでご安心を!)
一方で、冬に雪が降るとあたり一面の田んぼが見事にまっしろになります。これもまた、とても綺麗な景色です。
大貝須は自然溢れる地域ですので、野性動物もたくさんおり、ねこバス停留所の庭にはタヌキの家族が遊びに来ることもありますし、畑ではイタチやキジを目にすることもあります。
去年は、アライグマと思われる動物に収穫直前のトウモロコシをかじられ悔しい思いもしました...が、駆除駆除!と躍起になるのではなく、「共存」していくべきなのだと思います。(少し話題が逸れました)
アニマルセラピーといった言葉はずいぶんと浸透したように思いますが、やはり動物には癒しの効果があるように思います。
動物と触れ合うことは情緒を安定させ、思いやりを育み、社会性を身につけることに繋がっていきます。ねこバス停留所は、いつでもヤギたちに触れあえる特色ある学童保育所です。(大貝須ヤギ組合さんに協力頂いています)
私たちは、ただお子さんを預かるだけではなく、ただただ見守るだけではなく、様々な経験をするきっかけを与えたいと考えています。
ひまわりの種を植えてひまわりロードを作ってみたり、季節の野菜でピザを焼いてみたり、落ち葉で焼きいもをしてみたり、もしかすると冬にはヤギの出産に立ち会うことになるかも知れません。
「こんなことができるけど、やってみる?」という問いかけを至るところでします。
大切なのは、その活動のすべては、大人からの強制ではなく、子どもたちの意思決定の先にあるということです。
きっと、景色の移り変わりや食べ物の旬を自らが経験し、季節を感じ、時間を大切にすることを覚えていくでしょう。
ねこバス停留所は、そんな成長ができる場所です。
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